伊藤忠エネクスグループ

プチくらしの森
更新日: 2023.08.18

目指せ、温泉マスター!

私たちの心身を癒してくれる温泉は、日本の誇る文化のひとつでもあります。行楽の秋に向けて、目的別の泉質の選び方など、温泉を楽しむためのポイントを紹介します。

どうしてお湯がわくの? 温泉と火山の関係

火山の下には、熱いマグマがたまっています。マグマから出る高温の水蒸気やガスが、地中にしみこんだ雨水とまざり、断層などから地面に湧き出て温泉になります。

目的別に選ぶ! おすすめ泉質の選び方

温泉の泉質は、単純温泉や塩化物泉など大きく9種類に分けられます。自分の目的に合う泉質を選べば、温泉をより満喫できます。ここでは、目的別に主な 6 種類の泉質を紹介します。
代表的な温泉は上の日本地図でcheck!

子どもと一緒に入るなら「単純温泉」

特徴:温泉が含む化学成分の量が少なく、無色透明なやわらかいお湯で刺激が少ない
効能:リウマチ性疾患、不眠症、うつ状態など
代表的な温泉:鬼怒川温泉(④)、道後温泉(⑫)、由布院温泉(⑬)

鬼怒川温泉

冷え性が気になる方は「塩化物泉」

特徴:体を芯から温め、保温効果が高く湯冷めしにくいことから「熱の湯」とも言われる
効能:きりきず、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
代表的な温泉:熱海温泉(⑩)、有馬温泉(⑪)指宿温泉(⑮)、和倉温泉(⑲)

熱海温泉

美肌効果を得たい方は「炭酸水素塩泉」

特徴:「美肌(人)の湯」の代表格!不要な角質などを取り除き、肌をなめらかにする
効能:末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症など
代表的な温泉:東鳴子温泉(③)、黒川温泉(⑭)、支笏湖温泉(⑯)、星野温泉(⑳)

黒川温泉

傷のケアをしたい方は「硫酸塩泉」

特徴:カルシウムによる鎮静効果、マグネシウムによる血圧を下げる効果が期待できる
効能:きりきず、ニキビ、脳卒中、冷え性など
代表的な温泉:赤倉温泉(⑥)、山中温泉(⑦)、天童温泉(⑰)、東山温泉(⑱)

赤倉温泉

高めの血圧が気になる方は「二酸化炭素泉」

特徴:皮膚から炭酸ガスが吸収され、血流が良くなり、血圧を下げる効果が期待できる
効能:冷え性、動脈硬化症、高血圧、食欲増進など
代表的な温泉:玉川温泉(②)、湯屋温泉(⑧)、増富温泉(⑨)

湯屋温泉

動脈硬化が気になる方は「硫黄泉」

特徴:独特の匂いがあり、殺菌効果や硫黄成分による血行促進効果が期待できる
効能:アトピー性皮膚炎、動脈硬化症など
代表的な温泉:登別温泉(①)、万座温泉(⑤)、白骨温泉(㉑)

登別温泉

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