いつか見てみたい奇跡の自然現象
日本各地の冬の絶景
特定の条件を満たしたときに見ることができる冬ならではの特別な絶景。
簡単に見ることができないからこそ魅力は増します。厳しい寒さも吹き飛ばす大自然の神秘をご覧あれ!
阿寒湖のフロストフラワー
一瞬で溶けてしまう氷の花
阿寒湖が氷で覆われる時期に見られる、まるで花のような氷の結晶。息を吹きかけるだけで溶けてしまう繊細な現象のため、遭遇できれば一生の思い出に。
場所:北海道釧路市
観測時期:例年12月~3月
蔵王の樹氷
マイナス10℃の銀世界
シベリアからの強い季節風が、自生している針葉樹に吹きつけることででき上がる樹氷。高さ4m級の樹氷もあり、その姿から「スノーモンスター」とも呼ばれます。
場所:山形県山形市
観測時期:例年12月下旬~3月上旬
袋田の滝の氷爆
圧倒される自然の大迫力
高さ120m、幅73mの袋田の滝は、日本三名瀑の一つで、真っ白に凍った姿は大迫力の自然のアート!展望台に登れば滝の全景を正面 から楽しめます。
場所:茨城県久慈郡
観測時期:例年12月下旬~2月
三十槌の氷柱
幻想的なライトアップ
高さ8m、最大幅30mの大規模な天然の氷柱。岩肌から湧き出る湧水によって作られるため透明度が高く、ライトアップで彩られるとより幻想的に輝きます。
場所:埼玉県秩父市
観測時期:例年1月~2月
諏訪湖の御神渡り
吉凶を占う氷の筋
冬の諏訪湖でまれに発生する長い氷の亀裂。古来より神様が通った跡と言い伝えられ、御神渡りができると宮司が氷の亀裂からその年の吉凶を占います。
場所:長野県諏訪市
観測時期:例年1月~2月
御在所岳の霧氷
ロープウェイで白銀の世界へ
氷点下の霧が枯木に凍りつき、満開の白い花が咲いたように見える霧氷の現象。山頂行きのロープウェイから眼下に広がる雪景色は息をのむ美しさ。
場所:三重県三重郡
観測時期:例年12月~2月
竹田城跡の雲海
山を登って出会える神秘の風景
「天空のマチュピチュ」と呼ばれる竹田城跡。昼夜の気温差の大きい晩秋から早春は、すこし頑張って山道を登れば、神秘的な雲海を観測できます。
場所:兵庫県朝来市
観測時期:例年9月下旬~4月上旬
備中松山城の雲海
雲海に浮かぶ天空の城
天候が良い日、明け方から午前8時頃までの限られた時間に発生する雲海。城から約1km離れた場所にある展望台からの景色が、撮影スポットとして有名。
場所:岡山県高梁市
観測時期:例年9月下旬~4月上旬
冬の鳥取砂丘
真っ白なパノラマの景色
広大な砂の大地を見渡す限り雪が覆い、青い空と真っ白な雪のコントラストが際立つ非日常の景色に。湧水池(オアシス)が出現するのもこの時期ならでは。
場所:鳥取県鳥取市
観測時期:例年12月~3月
肱川あらし
街を包む数キロの霧
四国の一級河川・肱川沿いで生じる強い局地風。時には風速20m/sにもなる強風が、真っ白な霧とともに海へと流れ出す様子は、世界的にも珍しい現象です。
場所:愛媛県大洲市
観測時期:例年10月~3月