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プチくらしの森
更新日: 2026.02.05

知っておきたいリスクと備え
認知症とお金のはなし

ファイナンシャルプランナー(CFP®)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/DC(確定拠出年金)プランナー/住宅ローンアドバイザー/証券外務員新井 智美さん

◆認知症が引き起こすお金のトラブル

認知症は誰にでも発症する可能性があり、高齢化が進むいま、家族や自分自身の“もしも”に備えて、お金の管理について考えておくことが大切です。認知症を発症すると、判断力や記憶力が低下し、預金の引き出しやクレジットカードの利用が難しくなるほか、公共料金などの支払いが遅れトラブルに発展するケースも少なくありません。悪徳業者や詐欺の被害を受けやすくなるというリスクもあります。

◆早めの準備が安心につながる

こうした事態に備え、事前に身の回りの環境を整えておきましょう。普段使うお金と将来の資金を分けて口座やカードの管理を簡単にし、通帳や保険証券などの重要書類は家族で保管場所を共有しておきましょう。また、財産管理や契約行為を本人に代わって家族や専門家が行う「成年後見制度」や、自分の財産をあらかじめ定めた信託契約によって家族に託す「家族信託」を活用する方法もあります。
すでに認知症を発症している場合でも、家族ができるサポートはあります。弁護士や司法書士などの専門家に相談すれば、状況に応じた適切な財産管理や生活支援につなげられますし、「成年後見制度」は認知症発症後も活用できる制度です。制度を利用し後見人に選任されれば、本人に代わって財産管理を行うことが可能になります。早めの準備と家族の支えが将来の安心につながります。できることから少しずつ準備を始めましょう。

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